北海道子どもセンターNEWS

(2020/02/05)池内相談員の「教員増やして、働き過ぎ防いで」が、北海道新聞の読者投稿欄に掲載されました。

(2015/02/01)「2015年度北海道子どもセンター総会」が行われました

〈記念講演〉

「保健室は子どもの困難と向き合うところ

 ~養護教諭の願いは、子どもの体と心のすこやかな成長~」

       講師:斎藤由利子さん(元中学校養護教諭)


養護教諭としての37年間を振り返り、「年々子どもたちの抱える困難が重く、深くなってきているように思います」と切り出し、「おれ、今までのがんばりチャラにするから」とつぶやく子ども、「おれ、キレやすいんだよね、どうしたらいい?」と相談してくる子ども、「教室なんていやだ!」と保健室に駆け込んでくる子ども……などとの関わりの中から、子どもたちの“生きたい”という切実な願いが見えてきて、保健室・養護教諭ができることは何かと行きつ戻りつしてきたとていねいに語ってくれました。

〈総会の話し合いから〉

○ ホームページを充実させてほしい

○ 全道各地に出かけてきて、教育相談

 や学びあいの活動をやってほしい

○ 私たちの地域に来ていただけるような

 機会をぜひつくりたい

○ 「道徳教育フォーラム」にも積極的に関

 わるという方針に期待します

○ 今、いろいろ相談ツールが増えてい

 る。集団的・組織的・根本的な解決を目

 指すような相談ではなく、安直な解決案

 を押しつける応答も少なくない

○ 学級崩壊状況の子どもたちに話を聞きながら、担任の先生の個人の資質の問題されてし

 まいがちなことなで、自己責任に閉じ込めてしまう傾向がある。子どもたちと担任のもだ

 えや戸惑いをみんなで見えるようにし、みんなで考えられる場に置き直してみたい

〈運営委員長の間宮正幸さん(北大教育学院教授)の挨拶〉

引き続き子どもに寄り添い支援していく取り組みを旺盛に取り組んでいくとともに、子どもたちの発達援助をしている教職員の養生が大切な課題になっています。でも、待っているだけでは、相談は成り立たない。全道どこへでも出かけて、地域に根ざした学習ゼミナールを行いたいと考えています。子どもセンターとともに、皆さんの地域で学習・研究活動をすすめていきましょう。

2023/06/29更新